職種紹介 CRC(治験コーディネーター)

新薬の開発を支えるプロフェッショナル人と人とをつなぐ仕事です

医薬品の研究開発がグローバル化し国際的な競争が増すなか、新薬の臨床開発には欠かすことのできない存在として、近年注目を集めている職業がCRC (Clinical Research Coordinator)=治験コーディネーターです。 CRCとは、担当医師と被験者、さらに製薬会社とをつなぐ治験のプロジェクトリーダーとして、新薬の開発を支える専門スタッフ。
具体的には、担当医師の指示のもと、被験者へのインフォームド・コンセント、検査・投薬のスケジュール調整、製薬会社との打ち合わせやモニタリング・監査への対応まで、治験が円滑に行われるように、医学的判断をともなわない業務全般のサポートを行います。
新薬への不安、病状改善への疑問など、被験者のメンタル面でのケアといったデリケートなサポートも仕事のうちですから、豊かなコミュニケーション力が求められます。
専門知識や経験を活かして、製薬会社、担当医師、看護師・検査技師などのスタッフ、被験者の間をとりもって信頼関係をはぐくむ役割には、大きなやりがいと喜びが感じられるでしょう。
なにより、新薬を待ちこがれる多くの患者さんに貢献できるのはすばらしいことです。

さまざまなロケーションで活躍するインクロムのCRC

インクロムでは、CRCの活躍の舞台は大きく3つに分かれています。
1つめは、インクロムグループの治験を専門とする医療機関、大阪治験病院(新大阪)。
2005年に誕生した国内初の治験に特化した病院で、主に健康な方を対象とするフェーズ1試験が行われています。

2つめは、やはりインクロムグループの治験を専門とする医療機関、OCROMクリニック(大阪府吹田市)とToCROMクリニック(東京都新宿区)。
この2ヵ所では、疾患をもつ方を対象とするフェーズ2試験・フェーズ3試験が行われています。中心となるのは、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、 アレルギー性疾患など、通院が可能な試験です。

3つめは、治験を行っている提携医療機関。
現在、大阪・東京にある30余ヵ所の病院・診療所と提携しており、総合病院だけでなく眼科なども含まれます。
治験にはGCPの基準に沿った煩雑な手続きや多くの書類作成が必要なので、日常診療に追われる医師や看護師に代わって、治験の一切をとりしきることができるインクロム派遣のCRCは頼りになる存在です。